話題のドラマ『ひだまりが聴こえる』の原作マンガシリーズを徹底レビュー

2024年にドラマ化もした大人気作品！

まっすぐすぎる太一と難聴の航平の出会いから始まる社会派ＢＬ。

なんどもすれ違う2人が切なくて甘い！

こんな人にオススメ

・話題のBLドラマの原作のことが知りたい
・ドラマの先のストーリーが気になる
・副題がいろいろあるけど、どの順で読めばいいの？

ドラマと原作の相乗効果で楽しめる作品ですので、参考にしてみてください！

『ひだまりが聴こえる』の作品情報

2024年現在、10年経った現在もつづく人気長編です。

太一と航平。

タイプの違う2人が大学で出会い、ストーリーがスタートします。

では、シリーズ作品をひとつずつご紹介していきます。

＊ここからネタバレを含みます。

『ひだまりが聴こえる』シリーズのあらすじ

ひだまりが聴こえるは、現在4部作の人気シリーズです。

と続きます。

太一と航平が大学に入学するところから始まり、学生生活や就活の様子が描かれています。

「リミット」と「春夏秋冬」は3巻ずつ発売中。

それぞれのストーリーの魅力をお伝えしていきます。

『ひだまりが聴こえる』のあらすじ・感想

シリーズの始まりとなる一冊です。

難聴のせいで何かと誤解を受け
周囲とうまくなじめない大学生の航平は、
いつしか人と距離を置くようになっていた。
そんな時に出会った同級生の太一。
バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする彼から
「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ！」
と言われ、航平はその言葉に心の底から救われて……。

友だち以上、恋人未満。

太一との出会いが航平を変えていく。

引用元：コミックシーモア

とにかく太一がまっすぐで、心が洗われる想いです。

相手を想うやさしさにあふれてるのに、すれちがうのが切ない！

大学の入学をきっかけに出会った2人がちょっとずつ心通わせます。

大学生のまっすぐでちょっと不器用な感じがリアルです！

『ひだまりが聴こえるー幸福論』のあらすじ・感想

あらすじ

春になり、大学に航平の後輩・桜上マヤが入学してくる。
難聴のマヤは、太一が航平に関わろうとするのをなんどもジャマする。
友達以上の想いを航平から伝えられた太一は、ぎくしゃくしたままで……。
そんななか、太一は手話を扱うビジネス会社と出会う。
自分の理想を受け入れてくれた社長からの誘いに、太一は決断する。

登場人物が増えて一気に世界が広がる「幸福論」編！

相変わらずなかなか想いが通じ合わない二人。

でも太一の行動の理由はぜんぶ「航平のため」っていう……。

2024年のテレビドラマはこの幸福論あたりまでのお話です。

ここからは、ドラマ以降のストーリーとなります。

『ひだまりが聴こえるーリミット』のあらすじ・感想

あらすじ

付き合い始めた太一と航平。
しかし、社会人になった太一と学生の航平はすれ違いの生活が多くなってしまう。
耳鳴りがひどくなり、難聴の悪化を心配する航平の前に、
「耳なんて聴こえなくてもいいじゃない」
と、聴者を拒否する少年が現れて……。

付き合って……るよね？

と読者の方が戸惑うほど、距離感の近づかない２人!!もどかしい……!!

太一や航平とは正反対の考え方の人物も登場！

キャラクターの価値観がそれぞれ出てくる「リミット」編。

太一の過去も語られ、ぐっと2人の心が近づいていきます。

『ひだまりが聴こえるー春夏秋冬』のあらすじ・感想

あらすじ

航平の就職活動が始まり、太一に後輩が出来た新年度。
航平は働きたい会社を見つけ、チャレンジド枠で応募することに。
そんなある日、突然にかかってきた父親からの電話に太一は……。

やっとお互いのことを大切にしてるのを素直に伝えられるようになってきた2人。

太一と航平の遊園地デートがめちゃくちゃ切なくて泣ける！

インターンが始まって、難聴の航平がこれまでは違う人との関わり方も必要に！

『ひだまりが聴こえる』シリーズのレビュー!!

難聴というテーマのなか、キャラクターたちの人間的な成長が味わえる名作です。

航平が感じる遠慮や戸惑いを、太一が吹っ飛ばしていってくれるのが爽快。

豊富なキャラクターにそれぞれの価値観と大事なものがあって、なんども読み返したくなっちゃう！

でも太一と航平の恋愛部分が、すれ違いすぎてもどかしいんです！

『ひだまりが聴こえる』好きにオススメBL作品

『ひだまりが聴こえる』が好きな方はきっとこちらも好き!!

という２作品を選びました。

『君の夜に触れる』

殺せない殺し屋×盲目の青年　【孤独を溶かす救済】
圧倒的画力で紡がれる、孤独な二人の恋物語――。
期待の新鋭デビュー作！
「本当の俺を知ったら…きっとあんたは失望する」

殺し屋の千夏は、運命に再会した。
運命の名は、佳澄。
目の前で兄を亡くしたとき、手を差し伸べてくれた少年である。

数年後、千夏は偶然。ひったくりに遭った佳澄を助ける
目が見えないと話す佳澄を放っておけない千夏は
近付くべきではないと思いながらも、彼と距離を縮めることになるが…。

暗闇にとらわれた二人がお互いの孤独を溶かしてゆく、救済の物語。

引用元：コミックシーモア

千夏の後悔や葛藤が切ない作品。

そんな彼を包み込む佳澄のおだやかな雰囲気に癒されます。

目が見えないこともあり、ボディタッチ多め！

やわらかくて暖かい世界感にひたれますよ～！

『ふたりのライオン』

人懐っこくおおらかな順平が入学早々のキャンパスで出会ったのは無愛想な男・礼央。
言葉を交わすうち、礼央が同じ高校出身で当時「裏番」と恐れられていた「鬼獅子」だと分かる。
誤解から遠巻きにされていた孤独な日々から脱するべく、
遠方の大学に入り友達を作ろうと努力する礼央の、初めての友人となった順平だが、
やがて礼央に対して友情以上の気持ちを抱くようになり……？

引用元：コミックシーモア

大学生の素直な爽快さが堪能できます！

ワンコ系の順平とコミュ障な礼央が、だんだんと仲良くなるのが微笑ましいです。

恋が始まるむずがゆさが丁寧に描かれています！

まとめ

今回は2024年ドラマで話題の『ひだまりが聴こえる』を紹介しました！

難聴をテーマにキャラクターたちの繊細な心の動きを描く作品です。

イチャイチャ少なめなので、BL初心者という方も読みやすいですよ。

ドラマで気になった！という方も、その先のストーリーをたのしんでくださいね。