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BL和風ファンタジーの大人気『かすみ楼』シリーズです。
妖怪の遊郭を舞台にした華やかな世界観が堪能できます。
陰陽師と鬼の”禁断の恋”にドキドキできますよ。
- こんな人にオススメ
- ・和風ファンタジーの美しい世界観に浸りたい
・鬼や妖怪に萌える
・時代を超える壮大なファンタジーを楽しみたい
『羅城恋月夜』の作品情報
作品名 | 羅城恋月夜 |
著者名 | 朔ヒロ |
発売日 | 2021/7/9 (2巻 2024/6/10) |
ジャンル | 和風ファンタジーBL |
『かすみ楼』シリーズの人気作です
『かすみ楼』シリーズの2つ目の作品です。
2024年にドラマCDと続編となる2巻が発売された話題の作品です。
*ここからネタバレを含みます
『羅城恋月夜』あらすじ・ネタバレ
東御門 紺は、家業で陰陽師をしている大学生。
陰陽師の仕事終わりの深夜に、大妖怪・がしゃどくろと共に移動する妖怪屋敷を見かける。そこには4本角の鬼の姿。
月夜に浮かぶ鬼の美しさに、紺は思わず見とれてしまう。
ある日、妖怪が自宅を訪れて父親に仕事を頼んでいることに居合わせる。
その仕事は、妖の遊郭『かすみ楼』の結界修復の仕事。
「結界術は 僕の専門や」
『羅城恋月夜』 出版社:双葉社/作者:朔ヒロ
紺はその仕事を自ら引き受けることに。
興味深々で妖怪の世界に乗り込んで行く紺くん!
自信満々な表情がかっこいい!
妖怪の世界に到着した紺。案内される紺の側を、ふと鬼が横切る。
それが先日見とれた4本角の鬼だと気づいて、紺は思わず追いかけていく。
現役ではないので ご満足いただけるかわかりませんが
よろしいでしょうか?
『羅城恋月夜』 出版社:双葉社/作者:朔ヒロ
茨木(シキ)と名乗る鬼は、紺を遊郭の客だと勘違い!
戸惑う紺を抱きかかえて、その場から連れ去っていく。
紺を抱っこする茨木には、右腕の先がなくて……!!
連れられた茨木の部屋で、その美しさに見とれる紺。
契りを結ぶのは、「物の怪が人を従える手段」と警戒する。
しかし、茨木の寄り添うような言葉に、次第に抵抗ができなくなってしまう。
茨木のないはずの右手の先に、紺はなにかを感じる。
手を伸ばすと、ないはずの茨木の右手が一瞬だけよみがえり、消えた。
おれのすべてのを捧げてもいい どうか…!
あれを返してくれ
『羅城恋月夜』 出版社:双葉社/作者:朔ヒロ
茨木に頼みこまれて、千年さがしていたという「右腕」をともにさがすことになり……。
『羅城恋月夜』感想・レビュー
舞台は妖の遊郭。不思議でキレイな情景が広がっています!
妖怪が好きな人にはなじみのキャラクターがちりばめられていて、世界観にワクワク。
ツボをしっかり押さえてくれています!
冒頭のガシャドクロが丑三つ時に街に登場するシーンは印象的で、コレコレ!とテンションあがりました!
人が苦手な紺が、妖怪には興味深々なのがめっちゃかわいいんですよね。
自分は薄情な人間、と思い悩みながら、妖怪のことになると目がキラキラに!
それが、過去のトラウマ体験にもつながっているという。
茨木が失った右腕を見つける糸口を探すために、紺にご奉仕するのですが、そのシーンががとにかく美しい!!!!
妖怪にしか興奮しない紺の初心な感じがたまりません!!
妖怪の世界や、茨木にどんどん惹かれていく紺。
その中で、陰陽師として祖先の歴史や、茨木が右手を必死に探す理由に、葛藤がどんどん増えていくことに!
壮大なストーリーがリズムよく進んでいくので、読み応えがあります。
1000年を超える茨木の生き方や、紺のやさしさ、芯の強さを感じる見どころ多い作品です!
イチオシのポイント
- ギャップのあるキャラクターの魅力
- 色気がハンパないラブラブシーン
- 胸が苦しくなる切ない展開
紺の太ももがめっちゃエロいです!
『羅生恋月夜』キャラクター・相関図
【受】東御門 紺
京都の大学生。結界術が専門の陰陽師。
子どもの頃から妖怪や異形のものが好きで、人との付き合いが苦手。
妖怪を傷つけない結界術を研究している。
- 黒髪めがね
- 方言男子
- 妖怪にしか興奮しない陰陽師
【攻】茨木童子
『かすみ楼』の用心棒。生粋の戦闘妖怪。
魔よけの術もピリピリで済ますほど強い力をもっている。
千年前になくした右手をさがしつづけている。
- クーデレ
- 元男娼
- 趣味は漬物を漬けること
がしゃどくろ(がらちゃん)
茨木と行動を共にする妖怪。
強い力をもちながら、子どものような心をもっている。
やさしい紺になついている。
茨木や『かすみ楼』を運搬してあげている。
酒吞童子
平安時代に暴れていた盗賊の妖怪。
首領として多くの妖怪を従えていた。
豪快ででさっぱりとした性格。
朔ヒロ先生のオススメ作品
作者の朔ヒロさんは、妖怪などが登場するファンタジー作品が得意な方です。
『かすみ楼』シリーズ
今回とおなじ『かすみ楼』を舞台にした作品は3つのシリーズがあります。
シリーズ1作目の作品がこちら。
- 『明烏夢恋唄』
- 妖怪を助けたことをきっかけに『かすみ楼』に足を踏み入れた暁人(あきと)……。
遊郭で働く烏天狗・翠蓮(すいれん)と出会う。
お人好しでトラブルごとに巻き込まれやすい暁人。
しだいに惹かれる翠蓮の境遇をほうっておけなくなり――。
『羅城恋月夜』のあとの3作目がこちです。
- 『恋染龍雨衣』
- 神龍の息子・玻瑠灘(はるなだ)は、暴れる父を鎮める方法を模索していた。
ある日、妖怪の世界に入り込んだ地架(ちか)と出会う。
友人を助けるために妖怪と戦おうとする地架。
彼を助けるため、玻瑠灘は彼を従わせることにし――。
こちらは主人公が死神になってしまうダークファンタジー
- 『シュガースカルとディープキス』
- 探偵としてゲイバーに潜んでいた陽名(ひな)は、長髪の美男子・黄泉(よみ)と出会う。
「キスをしないと死んでしまう」と話す黄泉。
調査対象者を追いかけて店を飛び出した陽名が見たのは、人の魂を狩る死神・黄泉の姿で――。
どれも不思議な世界観とキャラクターの魅力があふれる作品です。
まとめ
妖怪x陰陽師の和風ファンタジーBL『羅城恋月夜』の魅力を紹介しました。
人気の『かすみ楼』シリーズのなかでも、ドラマCD、3年ぶりの続編発売と話題になっている作品です。
世界観やキャラクターの魅力があふれる作品なので、ぜひ楽しんでください。